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オルペミの日記

鍼灸・日本語教師・放送大学。大人になってからの学問の道。

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うまくいかない日

鍼灸 鍼灸-鍼灸院にて

年始に何度も先生に会ったからなのか、先生に会うのが憂鬱だった。

 
無言になったとき、先生に
「君と何を話すの?もうアレもコレも話したし…。」
と…前回、先生に言われたので。
 
先生に嫌われるのが怖い。
私は先生に鍼を習いたい。あと3年は先生に嫌われたくない。
 
今年に入ってお弁当も2回作って持っていたし、迷惑かもしれない。
手ぶらで、夕方に行った。
先生は、コンビニのおにぎりをほおばりながらジュースをがぶ飲みしていた。
 
今日も左右に分けて、脚と背中に鍼をしてもらった。
いつもより早く来たから、当然終わるのも早かった。
私が「明日は鍼をしなくてもいい?」と聞いた。
「うん…」と先生。
「帰ってもいい?」と畳み掛けるように聞いてみた。私はどんな顔をしていただろうか。
「うーん。明日は腰をやろうか。」と言われた。
結局、先生のうちに泊まっていく。
ただ寝るだけ。
先生は、私のためだと理由づけしているんだろうな。
 
体調の悪そうな先生を見て私は、いつか先生を治療したいです、と言った。
先生は「3年もあったら、その間に弟子を作って治してもらうでしょ」と笑った。「それに俺が(鍼灸師と)結婚するかもしれないし」と続けた。
悲しかった。
3年後に、泣いて頼まれても治療しないぞ、バカ
 
その夜、先生はお腹痛くて眠れなかった。先生自身で鍼治療したり、あんまり意味ないだろうけど私がお腹を触ってあげたりした。
ジュースをがぶ飲みしたからだったようだ。子どもみたいだ。
私が、お弁当を作って持ってきたら、こんなことにならなかったね…、と話したら、お弁当はいつでも大歓迎だよと先生に言われた。
うまくいかないなぁと思った。
 
ようやく眠りについたころ、女の人の喜んだ声がマンションの中で響いた。
眠れない・・・。
私は、なんでここにいるんだろう…。宇宙に比べたら小さなこの部屋。
 
私たちの両思いは去年の6月には終わった。
先生は「君はタイプじゃない」と言って両思いなのを最後まで認めなかったけど。
終わったのに、私が誰かと付き合おうとすれば、先生はお父さんみたいにそんな人はダメと言ったりする。
 
どうやって、私自身の気持ちを整理したらいいのか。わからない。
先生も、よくわからないのかもしれない。どちらかというと、めんどうくさいんだと思う。だから、私も追求もしない。
私たちだけではどうにもならない日韓の言いにくい問題は語り合えるのに、私たちが今後どうするかは後回しだ。
多分お互い鍼だけを考えている。先生は弟子を育てたいし、私を鍼の世界に誘った負い目がある。私も鍼を習いたい。だから、追求してケンカなんかしたくない。
私の気持ちは私だけで解決するしかない。
 
一緒に朝ごはんを食べて、店の中を掃除した。
 
結局、腰以外に、首もしてもらった。この2日で何本鍼を刺されたんだろうか。(なぜか、迷惑の受身の文…痛いからか笑)
 
しばらく勉強をがんばろう。
ツボも脈診も「(ウチの鍼の方法には)意味ないよ」と先生に言われて、やる気がなくなった。
帰りに中国語の本を買った。
中国語なら、自分が鍼を買うとき便利だろうし、中国語で書かれた鍼灸の本も読める。
すでに私は韓国語の本も読めるし、他の人より得する日が来るだろう。
うまくすれば先生の通訳になれるかもしれない。
先生に必要な人になろう。
これが、私の気持ちを昇華させる方法だと思う。