読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

オルペミの日記

鍼灸・日本語教師・放送大学。大人になってからの学問の道。

MENU

放送大学の卒業研究

放送大学

放送大学では、卒論に挑戦することができます。

論文を書かずに卒業することもできるけど、せっかく大学生になったのだから書いてみるのもいいと思います。

「卒業研究の手引き」を学習センターでもらってみてください。毎年6月頃に新しい手引きが配られるみたいです。

そして、各センターで行われる卒業研究ガイダンスにも参加したほうがいいです。

このガイダンスに参加して翌年の4月から10月くらいの間まで論文を書きます。

準備から考えると1年半ぐらいかかります。

わたしの場合はテーマを決めるところから書き終わるまで2年ぐらいかかったかもしれません。長すぎ(笑)

■テーマ

わたしは、『源氏物語』について研究したいと思ったのですが、図書館で先行研究の多さに驚いて諦めました。さすが『源氏物語』です。

それで、いろいろ探して、短くておもしろい話がいいと思って『落窪物語』を選びました。

落窪物語』の男主人公の暴力的な態度は愛情表現のひとつなんじゃないのか?という疑問が浮かんで、それをテーマにすることにしました。

8月の申請書を出す前に先生へこのテーマで問題ないか質問を出したところ、『源氏物語』との比較研究という方向に!結局、『源氏物語』の先行研究も読むことに・・・。

ところで、この質問は6月11日にメールをして6月27日に返事が来ました。結構時間がかかるので、なるべく早く質問したほうがよさそうです。

■先行研究

ある日、某学習センターの本の複写をいくつかお願いすると、ちょっと歓迎されない雰囲気でした。忙しかったのかもしれません。

それ以来、地域の図書館に行くようになりました。表に出ていない書庫の本を読めることも、そこで教えてもらいました。コピー機もあり自分でコピーできるので気軽でした。

そのうちに、国会図書館の存在を知りました。コピー代と送料などで自宅に複写が届くことを知り、感動しました。

Amazonもよく利用しました。古い本が手元に届くとワクワクしますね。

複写したものには、本の題名、著者、発行年数、出版会社をメモしておきます(超重要)。

忘れて、もう一度調べに行ったりしました・・・。

■卒業研究申請書

8月に出します。一度質問したので、テーマと概要もすんなりと書けました。

■4月までにしたこと

先行研究の複写、そして読む、その繰り返しでした。

先行研究は読んだ本、読みたい本をリストにしてチェックしていきました。

■4月から

島内教授のゼミに参加しました。月1回開かれました。

この時、そうなんだ!と驚いたことがあります。

それは、論文の書き方がわりと自由(私の主観ですが・・・)だということです。厳密なルールの押し付けはなく、他の文献を参考に書いてみてくださいといった形でした。もちろん手引きのルールに沿うのが原則でした。

他にもインターネット上で、発表にPowerPointを使ったと書いてあったのを見たのですが、島内ゼミの場合は2人の先生との面接(質問を受ける)という感じでした。

教授によって、論文の書き方も発表の仕方も全く違うということは、あまり知られていないですよね。

■振り返って

卒論の執筆中に、離婚、引越、そして母の入院と事件が続いたのですが、どうにか提出できました。

4月までに、だいたいの文献を複写していたからこそ、書き終えたのだと思います。

評価はAでした。◯が、ほしかったなぁ。

ゼミに参加して、他の人の研究について聞くのもおもしろかったです。

これから卒業研究をする方がいらっしゃったら、ぜひ早めの先行研究の複写をお勧めします。

いらないと思っていた先行研究が急に読みたくなるときもありますので・・・。

卒業研究をしなくても卒業できます。

でも、放送大学はコースが分かれているものの、広く浅く教養を身につけるところだと思います。

何を勉強したの?と聞かれて「人間と文化だよ」と言うより「『源氏物語』と『落窪物語』を比較研究したんだ」と言ったほうが聞こえはいいような気がします。

そして、印刷教材を読んだりテレビやパソコンで視聴して勉強しているだけでは、与えられたものを受け取るだけでした。しかし、卒業研究は違います。過去のすばらしい研究を読んで終わりではありません。その上で自分で考え、答えを導き出します。この体験は、ほかの放送大学の授業ではなかなかできないことだと思います。

ぜひ卒業研究に挑戦してみてください。